PROCESS
設計の流れ / Process
設計と工事期間の目安は、木造2階建て(30〜50坪程度)の住宅や園舎、クリニック等で、設計着手から竣工まで1年半~2年半程度かかるとお考え下さい。鉄骨造や鉄筋コンクリート造2階建て(30〜50坪程度)のクリニックや別荘等でも同程度です。設計と工事の期間は、計画の規模や用途等によって異なります。補助金等のスケジュールに合わせる場合もあります。また、弊社の設計スケジュールの都合により、実施設計の期間・開始時期をご相談させていただくことがあります。
- お問い合わせ
- 事前相談
- ラフプランのご提示
- 設計監理契約
- 基本設計
- 実施設計
- 工事見積・施工業者選定・見積調整
- 建築確認申請
- 工事契約
- 着工・工事監理
- 竣工
- 1. お問い合わせ
- お問い合わせフォーム、若しくはメール、電話にてお気軽にお問い合わせください。
メール相談・やりとりの後、宜しければ事前相談の日程調整を致します。
MAIL info@takeshige-architects.com TEL 0267-73-1537 - 2. 事前相談
- 本格的な設計を始める前に、お客様の事業やお住まいに対するご希望やご予算、現況や敷地の条件確認などのヒアリングをさせて頂いております。また、長野県周辺地域で敷地をお探しであれば、こちらでも協力させていただきます。(相談料はいただいておりません。)
まだ具体的に計画がまとまっていない段階でも大丈夫です。将来を見据えた長期的•段階的な建物や土地の可能性を検証する事ができ計画の幅は広がります。敷地の図面などの資料があればより具体的なお話しがしやすくなります。 - 3. ラフプランのご提案
- 敷地条件や法令、ご予算なども考慮したラフプラン(建築可能な建物ボリュームや部屋の数や広さの概略)と仮工程表、概算予算表、お支払い計画等をご提示致します。どれ位の大きさの建物がどれ位の工期と費用でできるか建築計画の概略を掴んで頂ければと思います。費用や工期、その他不明点は遠慮なくご質問下さい。
- 4. 設計監理契約
- 設計事務所に設計監理を依頼し建物を建築すると、設計打ち合わせから建設会社の選定、そして引渡しまで、さらに完成後も長いお付き合いになります。良いと思う建築や空間、長期的な建築計画に対する価値観を共有しながら設計を進めて行ければと思います。不安や疑問、わからない点を解消し、ご納得頂いた上で設計監理契約を取り交わして頂いております。
※設計監理とは:
設計段階では、設計図面、申請書類等の作成、工事業者から出された見積の確認・調整といった業務を行います。
工事段階での監理は、設計図通りに工事が進んでいるかのチェック、現場での細かな調整、工事現場との打ち合わせや指示など、専門知識を用いてお客様の代理として現場をまとめる業務を行います。 - 5. 基本設計(2ヶ月〜)
- ラフプランの内容や新たなご希望を元に、さらに打合せを重ね(2週間に一度程度)、間取りや空間の構成、構造計画、各部寸法、建具、屋根や外壁・内装仕上、設備や外構、予算配分等を検討し、それらを総合して内外のデザインを立案します。この期間は、お客様のご希望を形にしてゆく大切な設計工程です。お客様のスケジュール内でプランや間取りに納得して頂けるまで打ち合わせさせて頂きます。プラン計画に納得して頂いた時点で、基本設計の完了としています。
(基本設計図面:建物のボリュームやプラン・仕上、空間構成等のイメージ図面) - 6. 実施設計(2~4ヶ月程度)
- 基本設計で決定した建築計画に基づき、デザインと技術の両面から詳細検討を行い実施設計図(見積を出すための構造・設備・詳細な図面)を作図し、仕様など建物の細部を決定していきます。この期間は、打合せは減り作図作業に集中させて頂きます。意匠図の他に構造図、電気設備図や機械設備図など多くの詳細図面を仕上げます。建築確認申請等、関係機関との事前協議や構造計算も行います。
素材や設備等の具体的な内容は、必要に応じ引き続き打合せ等して詰めて行きます。この期間は、お客様と顔を合わせる機会が減ってしまう事もあり不安になってしまう方もいるかと思いますが、日々詳細な図面の検討と作成を進めておりますのでご安心下さい。気になる点などがありましたら、いつでもご遠慮なくご質問下さい。
実施設計図は発注者の承認を得た上で工事請負契約図書の一部とします。
(実施設計図面:建築工事を実現するため、詳細見積を算出するための詳細図面) - 7. 工事見積り・施工業者選定・見積調整(1~3ヶ月)
- 実施設計図をもとに、建設業者数社に相見積を依頼、若しくは特命で選定し見積依頼します。工事業者が決定し見積りが出てきましたら、内容の精査と予算に合わせて仕様を調整・変更をします。ご希望を盛込み予算オーバーする事も多いのですが、本当に必要なものを確認・整理する大切な設計作業(見積調整)の一つです。
- 8. 建築確認申請(2〜4週間)
- 見積調整がほぼ固まってきた段階で、建築確認申請等の書類を作成し役所へ提出します。申請がおりると建築確認済証が交付され工事が可能となります。申請作業費用は設計料に含みますが、確認申請手数料(検査機関に支払う費用)は別途必要となります。
- 9. 工事契約
- 見積調整が完了し、工事請負金額が決まったら実施設計契約図面を作成し、設計事務所立会いのもと、お客様(施主)と工事業者の間で工事契約を取り交わしていただきます。設計事務所は工事監理者として契約書や見積書を精査し、工事請負契約への協力をします。
- 10. 着工・工事監理(4~7ヶ月)
- 工事監理契約がなされようとした時点から監理業務となります。契約後、地鎮祭などを行った後、工事着工となります。
工事期間中は、週1~2度のペースで現場定例会議を行い、現場監督との打ち合わせをします。お客様(施主)との打ち合わせは月に1~2度程度で、工事現場見学やサンプル等の確認・決定を行います。設計図書を補う様々な方法(図面・スケッチ・技術資料・パース等)で設計意図を施工者に伝達し、施工図書を検討・審査し建築の具体化を行います。工事が請負契約書に従って適切に運営されるように監理します。
実際に空間が出来上がってくる現場は仕上がりがイメージし易くなるので、仕上げや色、詳細納まり等を見直しながら、お客様と一緒に最後まで良い空間になるよう検討します。
(監理に含まれるもの:工事監理、施工図検討及び承諾、工事確認及び報告、工事請負契約への協力、工事費支払審査及び承諾、施工計画の検討及び助言) - 11. 竣工・引渡し
- 建物が完成すると確認申請機関の「完了検査」を受けます。
他に設計者と施工者がそれぞれの立場で検査を行い、不具合が発見された場合は手直しを行います。その上で施主検査をして頂き、最終調整・最終手直しの後、工事業者からお引渡しとなります。
予算・設計監理料について / Budget & Design fee
お客様のご予算を考慮しながら計画を進めて参ります。
新築の場合、①〜⑤の合計を総予算と考えています。
弊社の設計監理業務における報酬は ④ 設計監理料 となります。
総予算 = ① 建築工事費 + ② 外構工事費 + ③ 家具家電代 + ④ 設計監理料 + ⑤ 諸経費 +(消費税別途)
- ① 建築工事費 (目安)= 坪単価 × 床面積
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<住宅の場合の坪単価の目安> *断熱等性能等級4,耐震等級1以上の場合
- 木造住宅2階建て住宅(30坪〜50坪程度) 120万円/坪〜
- 鉄骨造2階建て住宅(30坪~) 130万円/坪〜
- RC(鉄筋コンクリート)造2階建て住宅(30坪~) 140万円/坪〜
- ※上記数値は、一般的に算出する坪単価に含まない付帯工事(設備や造り付け家具、照明器具)を含んだ金額です。
また、以下の要素を含む場合は坪単価が上がります。- 平家
- 30坪以下の小規模建物
- 特殊な構造形式
- 二世帯住宅
- 地盤改良や杭事業あり
- 敷地高低差あり
- 擁壁工事あり 等
- ※非住宅建築の場合は、用途や規模によって建築工事費の目安は異なります。
- ② 外構工事費
- 舗装工事・造園工事等。建築工事費 × 5%~10%程度(敷地規模により大きく幅があります。)
- ③ 家具家電代
- ダイニングセット、ソファセット、洗濯機など
- ④ 設計監理料
- 設計監理業務(建築設計・工事監理)の 報酬基準は建築士法に基づき、国土交通大臣の告示(国土交通省告示第1206号)による適正な設計監理報酬で建築設計と工事監理を行います。
- A:〜30坪:建築工事費の12% (最低料金2,500,000円〜)
- B:30〜150坪:建築工事費の11%
- C:150坪〜:建築工事費の10%
- ⑤ 諸経費
- 農振除外申請、農地転用許可申請、測量・地盤調査費、登記費用、不動産取得税、融資関連手数料、祭事費、セキュリティ対策費など。
<新築住宅の場合の設計監理料の目安(税抜)>
※設計監理料の目安は、一般的な住宅の設計監理業務の場合で、諸条件により前後致します。 ※非住宅建築の場合、改修設計、再生建築の場合は、用途や規模によって報酬基準、設計監理料の目安は異なります。 ※確認申請等の審査機関へ支払う手数料等は別途実費でのご負担が発生いたします。また、基本的に、設計・工事期間中の交通費は、設計監理料に含まれますが、遠方の場合(片道3時間以上)は別途ご相談させて頂く場合がございます。
詳細やご不明点はお問い合わせください。